ご挨拶

私たちの世代にとって、「ゲーム」とはなくてはならない存在でした。

時に心の支えとなり、コミュニケーションツールであり、話題の中心にありました。

本がそうであるように、ゲームもまた先人達の「集合知」の結晶です。

そこには日常生活からは得られない知識や経験がちりばめられています。

しかし、ただ教訓じみた説教を聞かせるだけでは人は受け取れません。

故に、ゲームクリエイターの方々は魅力的な世界観やエンタメを用いて、感情移入させるのです。

私たちはゲームから、またゲームを介した多くの人とのコミュニケーションの中から、多くのものを学び、それを実生活の中に落とし込むことで、より豊かな感性や価値観を育んできました。

世間では、特に日本では未だ「ゲーム」に対する偏見やネガティブなイメージが色濃く残る一方で、世界では既にゲームは「eSports」……プロアスリートによる競技へと昇華され、次世代エンターテインメントとして盛り上がりを見せています。

この由々しき事態を打開するため、私たちは「ゲーム」の在り方について真剣に向き合い、一人でも多くの人を幸せにしていきます。